円空と役行者像
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はじめに
 円空については、資料が少なく不明な点も多いといわれております。
 円空の生まれたのは寛永9(1632)年、現在の岐阜県羽島市。
32歳のとき、岐阜県郡上市美並町の神明神社のご神体を造像、以降近畿から北海道までを行脚し、元禄3年までに10万体を造顕、64歳で入定するまで12万体あまりの神仏像を作ったといわれております。
 さて、円空の生きた時代は、檀家制度(寺檀制度)の始まりにあたり、それは取りも直さず我が国の仏教が宗教本来の姿を捨て終焉に向かった時期とも言えます。
 皮肉にも円空の生き様は、造像によって衆生を救う、宗教とは斯くあるべしというものであったと思われてなりません。
円空仏について
 円空仏は、大胆にして繊細、単純明快にして難解
 円空仏の魅力については枚挙に暇が無いほど、多くの方が解説されておられます。
 さて、現存する円空仏は5350体余※1、現在も新たな像の発見が続いています。
 その中で愛知県は、その数3200体以上と、全国でも最も多くの円空仏が遺された地域であります。
 以下は、県内の主な円空仏の所在地ですが、この他にも個人所有のもの100余体(全国で3200体)があると言われています。
※円空作の神仏像を総称して「円空仏」と表記

所在地
名古屋市中川区 荒子観音寺 南知多町 如意輪寺
千種区 鉈薬師堂 慈光寺
守山区 竜泉寺 成願寺
南区 神明社 大治町 宝昌寺
昭和区 善昌寺 無量寺
犬山市 円明寺 江南市 音楽寺
妙感寺 尾張旭市 庄中観音堂
徳授寺 愛西市 常瑞寺
岩倉市 大聖寺 津島市 地蔵堂
常滑市 宝樹院 扶桑町 正覚寺
稲沢市 福寿寺 稲沢市 阿弥陀堂
豊田市 豊田民芸館 西尾市 浄名寺
岡崎市 滝山東照宮 北名古屋市 牟都志神社
田原市 栖了院
※1 平成23年3月現在

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