円通寺は曹洞宗の寺院で、知多四国八十八箇所霊場第88番札所です。
 寺伝によれば、729(天平元)年に行基開山と伝わり、その後、真言宗、臨済宗、曹洞宗と宗旨を変え現在に至っています。
 円通寺の寺宝の鎌倉時代の毘沙門天立像は県の文化財、中興の祖である夢窓国師立像や馬頭観世音菩薩立像、子安准胝観世音菩薩立像、不動明王立像、青銅鋳造鰐口も大府市の文化財に指定されてます。
 行者堂は円通寺の東、伊勢湾岸道路を見下ろす農地の中に残された杜に建っています。
 堂の格子の隙間から垣間見る行者さまは、宝暦七(1753)年の造立です。


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